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  ベレン市内
 
 

 ベレンはブラジル北部の玄関口です。あちらこちらの通りにマンゴーの木が植えてあるので、マンゴー並木の町と呼ばれています。人口は130万人、気温と湿度は1年を通じて高い気候です。午後に降る雨が街に趣をそえます。ベレンは過去の遺産を引き継ぎながら未来に向かって発展しています。近代的なビルがそびえ立つ脇には昔ながらのコロニアル風建物がよりそっています。旧市街には何世紀も前の建物や荘厳な教会がありポルトガルの町を彷彿させます。

  町のすぐ外はもうアマゾンの密林です。ベレンの郊外へ行くとモスケイロやオウテイロといった淡水海岸で水遊びができます。

ベレンの見どころ

旧市街の周辺(美術館、ウォーターフロント、市場…)
その他地域(植物園、公園…)
→ホテルのリスト
→レストランのリスト
 

旧市街の周辺(美術館、ウォーターフロント、市場…)

ヴェロペーゾ市場 (Ver-o-Peso)

 ベレンで一番活気のある場所です。その歴史は17世後半までさかのぼります。ヴェロペーゾとは重さを見るという意味で、当時代金を支払う際には計量場所で重さを量っていたことに由来しています。
  連日さまざまな種類の魚、果物、観葉植物、手作りの工芸品、ハーブティや入浴剤、香料など多くの種類の薬草が取引されています。2002年10月に改修され明るい雰囲気になりました。

 

カステロ要塞 (Forte Castelo)

 1616年、ポルトガルのカステロ・ブランコ率いる艦隊がアマゾンを征服し、ここに要塞を建てました。川沿いにあり、 英国、フランス、オランダの攻撃に備えるための要塞でした。構内には当時のインディオとの出会いにはじまるベレン発祥の歴史を展示する博物館があります。ベレン発祥の記念碑的スポットです。2002年12月に新しくなってオープンしました。となりには「11の窓の家」(現代アート美術館)があります。

シリオ博物館

 ナザレ大祭(シリオデナザレ)の展示をする博物館として1986年にナザレ大聖堂内に設立されましたが、200212月、パラー宗教美術館の隣に新装オープンしました。約300年の歴史をもつこの祭りの歴史を知ることができます。ナザレ大祭のシンボルである聖母像のマント、綱、お礼参りの印の家や船の模型などが展示してあります。

写真はナザレ大祭のシンボルのひとつ、天使の衣装とその奥に見える展示。


セ教会(ベレン カテドラル)(Igreja da Sé/Catedral Metropolitana de Belém)

 1748年にイタリア人建築家のアントニオ・ランディの設計でつくられました。セ教会といわれているベレンのカテドラルはブラジルのなかでも建築的にも宗教的にも美しい教会とされています。バロックコロニアル様式・ネオクラシック様式の建築で、壁面のフレスコ画、油絵、豪華に飾られた祭壇がみどころです。


パラー宗教美術館 (Museu de Arte Sacra do Pará) (MAS)

 パラー宗教美術館は17世紀に建立されたヴィエイラ神父ゆかりのサント・アレッシャンドレ教会と18世紀に建立されたエピスコパル教会と同じ場所にあります。約500点の展示がみられます。一部にはイエズス会の遺品もあります。ポルトガル語のガイドがつきます。



アントニオ・レモス宮殿 (Palácio: Antônio Lemos)
ベレン美術館 (MABE- Museu de Arte de Belém)

 ドン・ペドロ二世広場にある水色の建物です。19世紀後半のゴム景気の時代に建てられたネオクラシック様式の宮殿です。1960年に着工、1883年に完成しました。現在はベレン市役所の本庁舎とベレン美術館として利用されています。美術館には絵画、彫刻、陶器などの常設展のほかに特別展もおこなっています。


ラウロ・ソドレ宮殿 (Palácio Lauro Sodré)
パラー州立美術館 (Museu do Estado do Pará)

 アントニオ・レモス宮殿のとなりにあります。1771年に建設されたネオクラシック様式の宮殿です。建築家アントニオ・ランディによるものですが、19世紀には大規模な改修が行なわれました。州庁舎として使用されていましたが90年代以降はパラー州立美術館となっています。規模と装飾でコロニアルスタイルをもっともよく残している建物といえます。階上にも展示室があります。常設展と時期によって特別展が行われます

サンジョゼ・リベルト 宝石工芸品博物館
(São José Liberto/Polo Joalheiro)

 2000年10月に新しくオープンしたこの博物館には州内で採集された宝石の博物館と、ジュエリーや手工芸品展示販売のコーナーがあります。州南東部で発見された5億年前の貴石や、ブラジルの金輸出の50%を担うパラーの金を使ったジュエリーが見られます。手工芸品コーナーでは伝統的な陶器や工芸品などを販売しています。 この建物は18世紀に修道院として建設され、1843年から2000年までは刑務所でした。刑務所時代の展示もあります。

エスタサン・ダス・ドッカス (Estacão das Docas)

 旧市街のコロニアル風の町並みとは一転して、ここはあたらしく開発されたウォーターフロントの施設です。構内には地元料理を味わえるレストラン、地ビールが飲めるビヤホール、カフェ、多目的ホール、展示会場、みやげ物店などが並んでいます。船着場もありここから発着するアマゾン観光クルーズツアーがあります。観光警察も待機しています。

 

その他地域(植物園、公園…)

ナザレ大聖堂 (Basílica de Nazaré)

 1774年にはじめは礼拝堂として建設されました。その後、1908年にはローマのサンパオロ寺院の影響をうけた大聖堂の建築が始まりました。内部は大理石でできています。毎年10月に行なわれるナザレ大祭は内外から300万人近い人を集めます。

 




エミリオ・ゲルジ博物館 (Museu Emilio Goeldi)

 アマゾンの動植物、インディオ、自然環境などの研究を行なっており、アマゾン最古の研究施設として有名です。1866年に博物学者フェレイラ・ペーナにより設立されました。
 
園内には2000種を超える植物、鳥類、動物がいます。動物は檻のなかに入っているものもいれば園内を自由に歩き回っているものもいます。アマゾンの稀少魚類を集めた水族館もあります。
 園内では昼時には食事を出すレストラン、バルがあります。

旧知事公邸公園 (Parque da Residência)

 20世紀初頭までは州知事公邸だった場所が、今は市民の憩いの場になっています。
 庭園にはアマゾンのランをかざってある一角があり、古いブラガンサ鉄道の車輌はアマゾンの果実や木の実の味のアイスクリームの売店になっています。400人収容のホールではコンサートなどが行なわれ、またバルや地元産品の売店もあります。レストランは昼食時に営業しています。

共和国広場 (Praça da República)

 この広場にはブラジルの共和国宣言のモニュメントがあるのでこの名前がつきました。マンゴーの木に囲まれたこの広場には週末に土産物などの屋台が並び、休日をたのしむ市民でにぎわいます。平和劇場もここにあります。

 

平和劇場 (Teatro da Paz)

 テアトロ・ダ・パスは平和劇場という意味です。ゴム景気に沸いた時代の豊かさを誇る象徴となっており、ネオクラシック様式の建築は国家遺産に指定されています。1874年に完成しました。内部の空間、床、壁、天井、シャンデリア、階段は劇場として最高の雰囲気です。繁栄の時代にはヨーロッパのオペラがしばしば上映されました。観客席はイタリアのオペラハウスの形で、1100名収容できます。
 2002年5月、2年間にわたる改修工事が完了し、再びこの豪華な劇場でコンサートやオペラが楽しめるようになりました。内部の見学もできます。

ロドリゲス・アルヴェス植物園 (Bosque Rodrigues Alves)

 単に「ボスケ」とも呼ばれます。この植物園は空港からベレンの町に入る途中、アルミランテ・バホーゾ大通りに位置する16ヘクタールもの自然保護公園です。ベレン市街地に自然環境を保存する目的で1883年に創立されました。園内の2500種を数える植物は移植されたものではありません。ベレンの街がアマゾンの自然森の恵みを享受できるように囲って保護をしてあるのです。

バチスタカンポス広場 (Praça Batista Campos)

 ベレンの中でももっとも古くからある公園のひとつです。緑ゆたかな園内には19世紀の様式の野外ステージがあります。 ゴム景気の黄金時代に建設され、1904年に完成しました。